マツダ・ロードスターは永遠なり

はじめに

マツダのオープンカー

いつの時代でもリッチな象徴で自由な存在。
そしてときめきを与えてくれるオープンカー。

そんなオープンカーの敷居を「いい意味で低く」してくれて、世界中のより多くの人々に オープンカーの楽しさと純粋に車を操る楽しさ、爽快感を与えてくれている、マツダ・ロードスター。

そんなロードスターの現在までの生い立ちや魅力、買取のお話を交えながらまとめていきたいと思います。

ロードスターの歴史

ロードスターと言う車が生まれるキッカケとなったのは、マツダ北米支部のスタッフが移動中に発した「MGのようなライトウェイトカーがあればなぁ~」
と言う一言から始まったとされています。

そこから、試作車のテストも順当に進み、アメリカやイギリスで勢力的にテストを重ねられました。

そのテスト走行の道中、 試作車を見た一般の人から「いくらでも金を積むからその車を売ってくれ!!!」と言われたそうで、発表前から好評の兆しが見えていたようです。

初代 NA型 (1989-1998年)

初代ロードスター NA型

1989年9月に販売を開始しましたが、アメリカでは4か月前に販売されました。このことから北米マーケットへの意気込みを感じますね。

また、ロードスター販売当初、マツダは5種類の販売店を展開していて、そのうちの「ユーノス」と言う販売店での取り扱いとなった為、 初代モデルの名称は「ユーノス・ロードスター」となります。

ちなみに輸出名は「MX-5」北米は「MX-5 Miata」となっていまして、 この「Miata」の部分何か意味があるのかと思い調べてみましたが、特に意味はないそうですw

エンジンはファミリアに搭載されていた1.6l直列4気筒エンジンをベースに改良された物が搭載されています。

そして、初代モデルは9年間の間で大きく3回のビッグマイナーチェンジが行われていて、 1回目は、排気量によるパワー不足を国内外から指摘されていた為、1.8lエンジンに変更。
それに合わせてギア比の変更とブレーキの強化が施されています。

その為、ボディー補強も必要となり、重量が40kg程増しています。
なので、パワーアップはしたものの、ギア比と重量増のおかげでややフィーリングが、 そこなわれる形となりました。

また、エンジンが1.8lになったので、型式も「NA8C」に変更されています。

初期は「NA6CE」

2回目の変更は、前回の変更により爽快なフィーリングが失われたと不評が相次いだので、コンピューター/軽量フライホイール/ギア比を加速重視に 変更、改良が行われました。

そして、2017年にはメーカー公式のNA型ロードスター・レストアサービスが開始。

これは、国産車メーカーとしては異例なことで、海外では メルセデスやポルシェが行っているそうですが、日本国内ではこれが初めての試みなんだそうです。

2代目 NB型 (1998-2005年)

2代目ロードスター NB型

今までの販売店体制が縮小される形となり、モデルチェンジと共に「マツダ・ロードスター」へ変更。

初代からのキープコンセプトで全体的な雰囲気はそのまま残しつつ、先代の特徴の一つであった、跳ね上げ式の 「リトラクタブル・ヘッドライト」を廃止しました。
これは、衝突安全性、ボディー剛性の向上の狙いがあり、同時に 軽量化と生産時のランニングコストを抑えると言った時代の流れに沿った改良と言えます。

また、性能的には足回りの向上とソフトトップのリアスクリーンをビニール製の物からガラス製へと変更されています。

ちなみに、先代のオプションで設定されていた脱着式のハードトップをそのまま使えるようにされているんだそうです。

それから、初代の途中で廃止された1.6lエンジンモデルが復活し、1.8lモデルと1.6lモデルの2種類を構える体制になりました。

トランスミッションは1.6lが5速マニュアル1.8lが6速マニュアルとなっています。

しばらくたった後、マイナーチェンジが行われ、内装全体のデザインとフロントフェイスのデザイン変更が行われています。

3代目 NC型 (2005-2015年)

3代目ロードスター NC型

このモデルから全体的に大きく変わり、ボディーがRX-8と共通のコンポーネントを使用している為、横幅が大きくなり3ナンバー規格となりました。

そのおかげで重量の増大もあり、1,100kgとなっています。
また、エンジンの排気量も拡大されていて2.0lエンジンを採用しています。

これだけ大きくなってしまったので、重量増も懸念されていますが、ボディーの骨格も極力軽くし、スペアタイヤの代わりにパンク修理キットを 載せるなど、各部分の努力が見られます。

ですが、やはり世間の目は厳しく、発表当時は重量増やボディ拡大による嫌悪感が広がり、バッシングも多かったようです。

また、歴代初の電動格納ハードトップが採用されています。
これにより、歴代のファンとは別で、ロードスターを知らないライトな層も 取り込むことに成功しています。

それから、10年間も販売されていたので、マイナーチェンジも多数存在しています。
一番わかりやすいのはフロントフェイスの変更で、大きく3回変更されています。

4代目 ND型 (2015- 年)

4代目ロードスター ND型

規格は3ナンバーサイズのまま、フロントの長さを短くし、低く、ワイドなフォルムへと変わりました。

その他、先代の重量増を重く受け止めているようで、アルミ素材の強い特所合金を先代よりも多くしようして、 初代モデルの重量990kgとほぼ同等の重さにまで減量することが出来ました。

エンジンは1.5lエンジンと歴代最小排気量となりましたが、トルクの増大とトランスミッションとの兼ね合いによりフィーリングを損なうことなく ダウンサイジングを可能にしています。
また、AT車にはアイドリングストップを装着する等、現代の安全装備も充実しています。

それから、車の接近を知らせるインジケーターや、ハイビームコントロール、車線逸脱警報システムなどなど 時代の流れと共に進化を遂げています。

ロードスターの魅力

ユーノス・ロードスターのエンジン

この車の魅力はやはり爽快感!!

オープンカーの素質はもちろんの事、スポーツカーとしてとても素性の良い性格を兼ね備えている為、 運転する楽しさをとてもイージーな領域で味わわせてくれます。

これは、ボディー・足回り・エンジンなどのトータルバランスが実現している物であり、 決してどれか一つが突出していても得られるものではありません。

とにかく、ロードスターから得られる快感は他の車からでは得難いものなのです。

また、デザイン面でもこだわりが強く、諸譜代モデルに関しては、日本の伝統的なものを取り入れていて、 フロントのデザインは能面の一つである「小面」からヒントを得ているそうで、横から見たラインも能面の中の「若女」というお面から インスパイヤされているんだそうです。

また、リアのテールランプのデザインは、江戸時代に両替商という仕事に使われていた「分銅」という 重りの形から来ているんだそうです。
そして、このテールランプがアメリカで高い評価を受けたそうで、ニューヨーク近代美術館(MoMA) に展示されています。
ほんとに右テールランプだけがボン飾ってあるんですよw

そして、進化していくにつれて、デザインは変わって行き、現行モデルでは切り裂くようなラインで構成されていて、 とてもシャープな印象を与えています。

初代からあったキュートでどこかクラシカルな雰囲気から近未来的でスマートな印象に代わりました。

このことから、ロードスターは移り替わる時代のニーズに答えつつ、初代からの理念である「走りに対してピュア」な車として 進化し続けているという事が分かるのではないでしょうか。

ちなみにロードスターは「世界で最も多く生産された2人乗り小型オープンスポーツカー」としてギネスブックに登録されていて、 現在でも記録更新されているそうです。

ロードスターの買取の話

ロードスターは大ヒットした車種です!!!

なので、初代モデルからかなりの台数が売れました。

そんな大ヒット車種の買取現状はどうなのか!!!
簡単にモデル別にまめてみたいと思います。

NA型 最近、初代モデルの人気が上がって来ています。

何の影響かは不明ですが、かなり値段が上がっています。
そのうち海外輸出をたどっている車両はボチボチみたいです。

その中で、最安値をたたき出しているのは、

「1.6lのオートマ車」です。

人気ないんですよね…。わざわざ1.8lあるのに選ばないし…。
ましてやこういった車を選ばれる層の方は マニュアルを好まれます。

逆にお高いのは、

「1.8lマニュアル車」
で、走行距離と状態が良ければ尚良し!!!!
と言う感じです。

年式も新しい方がいいんでしょうけど、あまり関係なさそうな気がします。

NB型 最初に言っておきます。

このモデルは「歴代最安値」です。

初代の人気が再熱した為、中途半端な2代目はかなり不利な立ち位置にいます。

まだまだ台数もそこそこありますし、希少性という所で初代に置いて行かれている印象を受けます。

最高値、最安値の条件は上記とあまり変わらないようですが、2代目には伏兵がいて、

クーペモデルと純正ターボモデル!!!

クーペはそのまま、ロードスターのボディーをオープンではなく2ドアにした感じの車です。

ボディー製作は熟練スタッフの手作業なんだとか…。

ちなみにシリアルナンバー入りの限定車となるので、
最高値になる事間違いなしです!!!!

ターボモデルもかなりの少数派で、あまり認知もされていません。
価値を分かっている人であれば高価格で買取ってくれるのかな??
と言う感じで、高価買取!!!と言うには正直ビミョーな線です…。ですが希少です♪

NC型 このモデルもあまり人気が無い…。

ですが、こちらは年式的な兼ね合いもあり、2代目ほど 安くはありません。

最高値の条件もあまり変わりませんが、電動オープンの車両ならオートマでもお高めな印象です。

ND型 現行ですからね、高くて当たり前ですね…。

マニュアル車が高い様子です。

現行車はあまり言う事が見当たりませんが、長い目で見てもマニュアル車の方が買取価格は安定しています。

という事で、ロードスターに関しては、古いモデルでも希少性も付くし、フツーの車と同じように新しければ値段も上がるし、 何より一定数のファンが世界中にいらっしゃるので、最安値の条件車と馬鹿みたいにボッロボロな車両じゃない限り「価値はありません!!!」 と言われる事はないようです。

また、ロードスターを専門的に扱っている中古車屋さんや、チューニングショップも存在していますし、 手放しをお考えでしたら人気が再熱している今がチャンス!買取業者さんや一括サイトに問合せしてみましょう!!!

NAロードスターレストアサービスの実態!!!

ロードスター廃車

2017年12月から、マツダの公式サービスとして開始されました。

マツダホームページでも、こういった挨拶が載せられています。

この度2017年12月13日、NAロードスターレストアサービスの受付を開始致します。この事業の開始にあたりご協力頂きました皆様に、あらためて感謝を申し上げます。
このNAロードスターレストア事業は、NAファンの「NAロードスターを永く乗り続けたい」という愛情と熱意、そして、「長く愛されてきたクルマを愛でる文化を育てたい」という我々の願いによって、2015年11月、実現に向けた具体的な検討が始まりました。皆様から長く熱望されてまいりましたパーツの復活や継続生産の検討においては、多くのサプライヤー様にご尽力頂き、レストアトライアルにおいてはロードスターショップの皆様の示唆に富むアドバイスに支えられ、さらにはロードスタークラブオブジャパンの皆様の厚いご支援をエネルギーとし、ようやくこの日を迎えることが出来ました。また、レストアサービス開始に先立ち、本年11月にはテュフ・ラインランド・ジャパンの世界初となるクラシックカーガレージ認証を取得、また、自動車文化の向上に寄与するものとして「2018年RJCカーオブザイヤー特別賞」を受賞いたしました。 一方で、”マツダにおけるレストア事業”のありたい姿を目指すため、レストア文化の先進地域であるヨーロッパプレミアムメーカーのレストアワークショップやミュージアムを訪問し、「いつかはあのような姿を目指したい、時代を超えてクルマを愛してやまない方たちと一緒に、NAロードスターのある人生の楽しさを追求していきたい」と心をワクワクさせました。 これから始まるNAロードスターレストアサービスは、対象車の制約やレストアメニューの限りもあり、お客様のご期待に沿えないことも多々あるかと思います。しかし、長くこの日を待ちわびてきてくださったお客様に、まずは今、私たちができることで喜んでいただけるよう精一杯努力し、お客様と共にここまで辿り着いたこの事業を、これからもまた共に育てて行けるよう取り組んでまいりたいと願っております。
マツダ株式会社 ロードスターアンバサダー 山本修弘

近年では、日本メーカーで、生産されてから20年程経った車へのアフターサービスを手厚くする傾向になっていて、 例えば日産では、スカイラインGT-Rの細かな部分のパーツを再販し供給している動きがあります。

そして、このサービスもそういった、流れから乗り出されたものの一つだと思うのですが、 実は、公式レストアサービスを行うというのは、日本メーカーとしては極めて異例なことで、 パーツの復刻や、再販はあっても車をマルマル直します!!!!と言うのは、メーカーでも簡単に出来る事じゃないんです。

採算が合うのかとかいろいろ大人の事情があるんです。
それに部品を付け替えるだけの事じゃないんですからね…。

ですが、数々の障害を乗り越えて、マツダはメーカーとして私たちに世代を超えてNAロードスターのときめきを再び教えてくれるのでしょう。

次に、このレストアサービスはかなりガチです!!!!

まず、入庫した際の現状点検がかなりすごくて、広島本社かR&Dセンター横浜の2箇所でしかやってないんですよ。

そして、実際に作業を行うのは本社敷地内にあるマツダE&Tという所のみで行われます。
作業は1箇所なんですよ・・・。

その内容も、部品交換はもちろん、交換不要な部品であってもちゃんとテストされるんです。
その後は全て手作業で仕上げられるんだそうです。

レストア屋さんを見てれば当然ですが、これをメーカーがやるんですよ。
どんだけコスト掛かってんだよwって話です。

メニューとしては用途におおじて何段階か用意されています。 内容もフツーに各種リフレッシュとなっています。

それから、レストアに当たり、いろいろな部品が復刻されています。

ロードスターの特徴でもある幌や、販売当時と全く同じウッド素材のナルディ製 ステアリングとシフトノブ。
リトラクタブルヘッドライト一式etc....。

そしてすごいのがタイヤ。
一瞬「ん?」ってなりましたが、わざわざ復刻なさってました。

このことは、ストーリーとしてホームページでも紹介されていますが、NAロードスターの新車時に履いているタイヤがブリヂストン製の「SF325」と言う タイヤで、これはロードスター専用設計のタイヤらしいんです。
と言うのも、ただ性能がいいというわけではなくて、一定のラインを超えると程よく 車が横に流れる…まぁ要はロードスターを操っていて楽しいと思えるタイヤとして計算されて作られていています。

で、今回のレストアチームはタイヤも「ロードスターには欠かせないパーツ」という事で、ブリヂストンと共同で復刻したんだそうです。

本当に当時のままの姿、乗り味を復活させるようです…。すごすぎる。

ただですね・・・・・。
いろいろと現実的な面もありまして…。
そちらを少し触れていきたいと思います。

まず、このレストアサービスを受けるには条件と審査があります。

その条件と言うのが、「NA6C」と言う型式の車両のみ、受け付けるという所にあります。

1.8lモデルは受け付けていないようで、かなり台数が限られます。

それから、グレードにも指定があり、「Sスペシャル」「Sリミテッド」「M2」はダメなんだそうです。

グレードに関しては、素材とかの都合があるんだろうなと言うのは何となくわかりますが、 個人的にはかなりビミョーな感じがします。
レストア範囲の上限を設けてNA8Cも受ければいいのに…と思いました。

次に、審査。
これがかなり厳しい。

錆が発生している車両、カスタマイズ部品装着車は受付ができません。また、ボディに修復歴がある車両も受付できません。

まずですね、カスタマイズ部品装着車はわかります。
メーカーですからね…。触れないでしょう。

ですが、錆と歴アリ車に関してはやっていいんじゃないかな?と思いますよ!!!
何年前の車だと思ってるんです?錆が発生してる事の方が多いでしょ!!!

それに、歴アリに関してもいいんじゃないんですかね?どちらも度合いによるとは思いますが、 レストアっていうんだからそのくらい面倒見てくださいよ!!!と、個人的に思うわけです。

まぁメーカー公式だからね厳しくて当然だよねぇ~…。
という部分も分かりますが、何となくこの辺は釈然としません。

と、言う風に語ってみましたが、これはあくまで、2018年4月現在の状態であり、 今後、この範囲がどんどん広くなって行くと思われます。
なので、まだ復刻されていない箇所のパーツや、条件・審査の緩和など、 より、プラスな方向への展開に期待したいと思います。

まとめ

今回はロードスターについてという事もありまして、買取そっちのけで 熱くなってしましましたw

「こーゆー車だよー」という事と「買取価格も影響で出ますよー」と言う事が伝わればいいなと思っています。
また、今後ともこう言った記事を書いていきますのでよかったら見て行ってください。

最後までご観覧ありがとうございました。


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